前世療法(過去生退行催眠)@奥山医院を受けてきた 2

2023年9月3日




大阪行きの当日。新幹線に乗り込みます。出張などで利用するときは車内でコーヒーなどを飲むのですが、カフェイン刺激を避けるために、水だけを飲みます。そこまでしなくてもいいのかもしれませんが…。

あらためてドクターにどんなことを伺うべきかテーマを整理します。本当は沢山あるのですが、幾つか絞った方が良いと思い(後でそうでなく、聴きたいことは時間が許すかぎりいくつも聴けることがわかったが)、絞ろうとするのですが、難しいのです。ところが、その中の一つのテーマ、色々と思い返している内にある事に気付きます。あ、これはドクターに聞かなくとも、もしかして答えはこれか!

そう、実は退行催眠を受けようと思っていた悩みの一つ、なんと行く前に解決しちゃったようなのです。うーむ、自分の悩みに正面から向き合っていたつもりだったけれど、あらためてドクターにどう説明しようかと考えてみたら、きっと新しい視点で考えることができたのでしょう。それに、奥山ドクターの本で多くの症例をみている内に自分の悩みに近いものもあったので、解答を自分自身で得ることができたのかもしれません。こういうこともあるのですね。

さて、そういうわけで、ドクターに聞きたいことは3つに絞られました。

大阪駅で軽い昼食をのんびりととります。そして奥山医院のある門真市に地下鉄御堂筋線、京阪京都線を乗り継いでいきます。時間にはかなり余裕をとっています。新幹線が遅れたりした場合を考えての事でした。本当は前日に大阪入りするくらいに余裕があればいいのでしょうが…。

京阪電車に乗っているとパナソニック及び関連企業の社員とおぼしき人が次々に乗ってきます。そっかー、門真市というえばその本拠地。そういえば奥山ドクターの「生きがいの催眠療法」や「前世療法へようこそ」はPHP(パナソニック系の出版社)の出版。そういう縁もあるのでしょうか…。

駅から医院への道筋は送られてきたパンフレットにも載っていますし、最近はグーグルストリートビューで駅から実際に歩いているようにバーチャル体験もできます。事前にそれをしていたので、あたかも「見慣れた」風景を見ながら僅か10分もしない内に奥山医院の前に立っていました。

外観はお世辞にも「近代的で美しい」病院とは言えない、とても古い建物です(奥山ドクター、すみません)。中に入り、受付の方に要件を伝えるとすぐに問診票のようなものを渡されます。そこでソファーに座り記入をします。あらためて中を見渡してみます。漢方薬の香りが漂ってきます。今の時間は一般診療がないのでしょう、閑散としています。外観と違い、内部は清潔で、そして要所要所に「!(笑)」と思わせるような仕掛けが…。詳しくは書きませんが、どうぞ、皆さんも奥山医院でご覧になってください。ドクターのお人がらでしょうか…。

さて、記入し終え受付の方に渡します。「2時ちょうどにドクターが見えますから…」といわれ、ソファーで待ちます。

2時ちょうど、壁に掛かった時計が「コケコッコー」と鳴ります。鳩時計ならぬ鶏時計でした…。こんなところもおちゃめ…。

すると目の前にスキンヘッドのかなりユニークな風貌の男性が。「尺調整さん、じゃ、はじめますからこちらへ…」

想像していたドクターの外見と相当にギャップがあり、驚きつつも、すぐ隣のドア一枚へだてただけの小部屋に案内されます。
横になれる長いすが一つ。そして、あとはドクターが座る椅子にPC。長いすの頭の部分にはノイマン(?)のような高級マイクロホンが…これで記録をとるのでしょう。かなりこだわりの設備です。

横になるとすぐにドクターが事前の説明を始めます。これが早口でビックリ!しかし、さすが関西人。話の中身はわかりやすいし、しっかりと笑いを取ります。ドクターの本を沢山読んできたので、その素敵なお人柄は想像できています。それで、この独特の話しぶりを聴いても大丈夫ですが、知らずに来たら、この段階で「大丈夫かな…」と不安になったかもしれません。(笑)それぐらいにインパクトのある方でした。でも、素晴らしいお人柄ですし、きっと若いころはもっともっと…(念のため…)(^^;)

ともかく、ドクターの仰っていたポイントは
・リラックスすること
・考えない

そして、「何でも見えたり感じたりしたことを話して下さい。前後のつじつまが合わなくてもいいんです」ということでした。

さらに、「終わっても催眠にかからなかった」と仰る方は多いんですね。でも、しっかりとかかっています。なぜなら、ちゃんと過去生を語っていますから。ただ、意識は常にシッカリしていますから、皆さんそう思われるんでしょうね」と言われます。これは事前に予習していた通り。つまり、テレビでよく見る催眠術のイメージとは異なり、常に自分の意識がある中で、現れるビジョン等を語っていくというものなのです。ですから、終わった後でそのビジョンは全部自分が想像で作り上げた物という感覚になる方は多いらしいのです。

そして、何を知りたいのか、何を聞きたいのかを尋ねられます。予め用意してきた3つのことをお伝えすると、「他には?」え、まだいいんですか。「もちろん、いくつも大丈夫ですよ。他には?」

3つに一生懸命絞ってきたいので、逆になかなか思いつきません。それでも、他に妻との関係など、10件くらい追加したでしょうか。

さて、明かりを暗くして催眠の導入が始まります。さきほどまでの早口がウソのようにゆっくりとした指示になります。そして、声のトーンも大きく変化。数十分かけて行う導入の指示ですっかりとリラックスしているのがわかります。

「さぁ、尺調整さん、あなたが立っているのはどこでしょうか。地面を見てください。」

ところが困りました。何も見えないのです。

「うーん」

「どうですか、どんな地面ですか?」

やっぱり見えません。催眠、かかっていないのでしょうか。

(続く)

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