前世療法(過去生退行催眠)@奥山医院を受けてきた 3

2023年9月3日



大阪、奥山医院で受けてきた過去生への退行催眠、いよいよ開始して、長い導入部分を経たのですが、肝心の過去生のところで足踏み。

「ドクター、何も見えないし、そもそも何も感じません!」と叫び出したい衝動に駆られながら、ふと思い返します。ドクターは最初の説明で何でもいいから、つじつまも合わなくてもいいから見えること、もしくは感じることを…と言っていたなぁ。よし、この際なんでもいいから心に浮かんだことを言葉に出そう…と決意します。

相変わらずビジョンも何も見えません。が、突然「岩」という言葉が心の奥底に浮かんだかと思うと、急にそれがビジョンになりました。

「ドクター、岩が見えます」

「ああ、いいですね。岩ですね。良い調子ですよ。その調子で」

すると、さきほどよりもはっきりとしてきます。

「岩というより石畳ですね」

「はい、石畳、いいですね…じゃ、その足元を見てみましょう。石畳を踏みしめている足、今何を履いていますか?」

これも最初はビジョンが見えません。が、しばらくして、何も履いていない感じが僅かにします。そう、その僅かな感じをとらえるのが重要!と思い、
「ドクター、ハダシです」

「うん、とっても良いよ。ハダシね…」

そこからは次から次へとドクターの誘導に従って不思議とビジョンが見えるようになって来ます。そう、何も見えないのではという不安はクリアしました。

こうして「恐怖心を感じるようになった原因の過去生」への退行。一通り見ていきました。最も幸せだったとき、最も不幸だったとき、そして恐怖の原因になったこと等々…。

驚きました。自分自身の意識は常にクリアですから、夢ではありません。それにドクターに洗脳されているというわけではないようです。ただ、自発的にドクターの誘導にしたがってヨーロッパ中部にある国のある街、石畳の上を裸足で歩いている子どもが浮かびます。そしてその子どもの考えている事も。そして、その家庭での団らん風景、やがて成人して結婚式の風景、軍隊(警察?)で昇進して嬉しくなっている自分、また、死罪を言い渡された罪人を同僚3人とともにいやいやながら(その罪人の無罪を確信していた)刃物で処刑をしている姿。軍隊でそしてその軍隊の下士官として戦争に参加し、上官の指示にしたがって部下を指揮。ついには自分自身も敵軍に殺されていくところまで、一人の若くして死んだ男性の生涯を見ていきます。そして、そこから死にゆく自分が何を思っているかも聞こえてきます。

「無謀な戦いだった。わかっていた。でも上官の命令だった。人が死ぬのは見たくない。何より自分の手で人をあやめなければならないのはイヤだ。この次生まれてくるときはそんな命令を受けない人生を送りたい…」そう強く願っている自分がいました。

驚きました。

子どもの頃から刃物が苦手で、テレビドラマでも人が刃物で刺されるのを見るのが大嫌い。ですから時代劇は全く視ません。最近、その恐怖がことのほかひどくなってきたのです。また、戦争の体験がないのに戦争で亡くなる人の気持ちがまるで自分のことのように思えて泣きたい気分になってしまうという妙なクセが子どもの頃からありました。さらに仕事も人から命令される仕事でなく、自分で仕事を作る環境を選んできました。そうした、自分が今の人生の中でとってきた様々な行動のワケが、この過去の人生で大いに納得できるのです。

さらに自分自身の悩みに関わる別の人生を幾つか見せてもらいます。いずれも、その悩みに関係していることがはっきりとわかる人生でした。

(続く)

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