前世療法(過去生退行催眠)@奥山医院を受けてきた 5
帰りに新大阪駅で大阪名物の串カツを!
催眠、いよいよ大詰めです。
過去生を離れます。そして、上の方に光が見えるというドクターの案内にしたがって見てみると、うっすらと光が見えてきます。そしてドクターから光への質問(事前に自分が知りたいと思ったことをドクターがメモしておき、それを尋ねてくださるのです)が次から次へと投げかけられます。そしてそれに対して短い回答が自分の心に帰ってきます。そしてその中には「すでにお前はその答えを知っているはずだ」というものも幾つかありました。うーん、言われてみればそうなのかもしれません。日頃「こうではないだろうか」とうっすらと感じていることに関しては見事に「お前は知っている」との答えが光の存在から返ってきたのです。そう、人間は悩みながら、実はその答えを潜在意識の中でしっかりと感じているのかもしれません。
最後に、自分自身の今生での「使命」について光の存在に教えてもらいました。
自分自身で何年も前から追い求めている事、それをそのまま続けるようにとの指示でした。本職とは別のことです。ですから、長年心の中で迷いがありました。本職を続けながらそんなことを追い求めていいのか。でも、その言葉を聞いて、心底安心しました。
そして、再びドクターの指示に従って現実にゆっくりと戻ってきます。
「はい、終わりです!」という声で時計を見るときっかり3時間かかっていました。なんだか、沢山の人生を経験してきた実感があり、少々疲れています。(ドクターはもっと疲れたことでしょう!)
さて、この過去生への退行催眠、思っていたイメージと自分の場合はちょっと違いました。もちろん個人差があると思います。奥山ドクターやブライアン・ワイスさんの書かれた症例の中には完全にその過去の人物になりきるくらいに強く入れ込むケースもあるようです。が、尺調整の場合はそこまでではありませんでした。最初の方に書いたように、「あれ、全くかかっていない?」と焦ったくらいです。
つまり、自分のケースでは明確にビジョンが目の前に現れるわけではなく、ごくわずかに感じたことを言葉に出す、そのことによってうっすらとビジョンが具体化するんですね。言葉に出さなければ、きっと記憶にも残らないビジョンのはず。それが言葉で明確になり、上手な(最小限の)誘導によって自分の中で意味付けをしていく。
もしかしたら、今まで瞑想などで時折見ていたビジョンも実は過去生と関係があったのかもしれないと、この時思いました。その後夢うつつの時にビジョンが出てくると、それが何を意味しているのか、追ってみると、このときの催眠と同じように意味づけができることに気付きます。が、この件はまたいずれ。)
でも、もしかしたら、「前世」ではなく「現世での」過去の記憶で自分の潜在意識にあるものが具現化しているだけのものかもしれません。前回書いたようにアルプスの少女ハイジのような景色と人物がいい例です。
ただ、そうであっても、意味付けがなされてみると現在の人生での悩みに大きな説得力を持つのは不思議です。いや、潜在意識にある悩みとつながっているわけだからそれも当然と仰る方もいらっしゃるでしょうが。
さて、すべてが終わったあと、立ち上がってドアをあけたドクターから意外な注意が与えられました。
「尺調整さんは過去生へ繋がりやすい人のようです。そういう人は、催眠によって開かれたため、驚くようなことが次々に起きてくることがあります。それも比較的短時間に。良いこともたくさんありますし、悪いことも。いや、一見すると悪いことに思われるかもしれませんが、後になってみると人生に必要だったことなんです。それこそ会社がつぶれてしまうということが起きるかもしれません。それが短時間にです。つながりにくい人は何年もかけてゆっくりと起きるような事柄なんですが。それは覚えておいてください。会社が倒産してもびっくりしないでね。それと、珍しい人に突然街中で再会したり、連絡があったり…。シンクロニシティがよく起きるようになったりします」
この言葉にきょとんとします。あんな状態の自分でも繋がりやすい方なんだ…。それにしても、今仕事している会社は「倒産」ということは考えにくく…、そうすると、自分が解雇されるとか?あ、自分のやっている仕事の規模が縮小されるとか。うーん、ちょっと心配になってきます。
でも、逆に言えば、そんな驚くようなことが今後起きなければ、実は本当は過去生につながっていなかったということでしょうか。催眠は効かずに、自分の想像力だけで終始していたということ?などと考えてしまいます。ちょっと不思議な気分で奥山医院をあとにしました。
ところが、その夜、ホテルで記録を取っていると、さっそく珍しい人から突然の電話が…。数年ぶりの電話でした。しかも、もっと長い間会っていない別の知り合いが連絡を取りたがっているということを教えてくれた電話でした。うーむ、奥山ドクター、恐るべし。さっそく仰るとおりの事が起きたのかな。
しかも…翌日、なんと8年前から果たせなかった夢が突然叶うことになり…。
どうも、言われていることは本当のようで、つながり始めちゃったようです。こりゃ、凄い事になったかもしれません!
どんなことが起きても、それは自分自身の成長の1ステップ。そう考えると人生、楽しくもあり…ワクワクしちゃいますよね。
奥山ドクター、ありがとうございました!
そうそう、催眠の最中の会話が記録として有料でもらえます(自分で録音することは禁止されています)。人手不足のためか、結構時間はかかりますので、その点は理解しておきましょう。尺調整の場合は届くまでに2ヶ月近くかかりました。ただ、記録を取り寄せなくても、意外と催眠中の会話というのは結構強烈で覚えています。当日や翌日なら記憶をたよりに尺調整がここに書いたくらいの内容は十分メモできると思います。
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