リスクを取るということは時には必要だが、同時に必ずシミュレーションと「保険」が重要に
私が若い頃影響を受けたシャーリー・マクレーンの本「アウト・オン・ア・リム(Out on a Limb)」というタイトル通り。
しかし、まっすぐにリスクに向き合えば、時にそのリスク通り、破綻することもあります。
経済活動もそうですが、人生における決断もそうでしょう。
私の人生の場合何度か、大きな決断がありました。いずれも大きなリスクを伴うものでした。
一つは転職。
別の記事にも書きましたが、目指す職に就くために、一旦、自分が得た職場から別の職場に転職することにしたのです。その方が最終的な転職に有利と判断したためでした。
しかし、その場合の生活のシミュレーションを徹底的に行いました。収入はどうなるのか、生活はどうなるのか、職場環境はどうなのか……。その結果、GOサインを出したわけです。
詳細なシミュレーションのおかげで、転職してからのストレスはありませんでした。最終的に目指す仕事はもうあきらめて、このままでもいいと思うくらい。
そして、また新しい職場が決まるまで、周囲に転職のことは一切もらしませんでした。これが「保険」、安全策です。決まらなければ、そのまま元の職場にとどまることができるようにとの考えです。
そして最終的な就職の際も、同様に保険とシミュレーションを意識したことで、無事に子どもの頃からの夢がかないました。
さらに、その数十年後、退職して自分の事業を立ち上げるときもそうでした。この時は退職の直前に契約先が消失するというまさかのリスクが降りかかってきたのですが、実は、やめるまえに、万が一そうなった場合の生活費などのミューレーションをしており、その場合も年金がもらえるまで、それまでの貯蓄を切り崩せば生活はギリギリ成り立つと計算できていたので、ハローワークに通いながらも精神的には楽でした。この場合は貯金が保険になっていたわけです。その後、数ヶ月後に新たな契約先が現れ、無事に事業を立ち上げました。
わかりやすく仕事に関しての話でしたが、これは同様に、趣味だったり、生活の他のことにも多くが当てはまると思います。
人生にはリスクをとらなければならない場面が必ず出てきます。新しいことにチャレンジする場合は特にそう。
できればシミュレーションと失敗した場合の「保険」をしっかりと意識した上でのリスク・テイキングにしたいものですね。
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