酒とのつきあい方を変える決意
酒とのつきあい、長いものです。
20才の学生時代からなので、もう40年以上!
当初は、たまぁに缶ビール1本という具合だったのですが、もともと家系が酒に強いということもあり、次第に酒量は増えていきます。主にビールとワイン。強いお酒は飲みません。
それでも飲む日は(休肝日を週に1~2日とります)缶ビールのロング缶でいえば4~5本は飲みます。分類上は「大量飲酒者」ということになります。アルコールには単位というのがありますが、それで計算すると、一週間で30単位くらいを飲んでいます。一般に健康的に飲むには1日1単位程度と言われていますので、これはあまりにも多い分量。いまから20年前にお医者様から「もう貴方は普通の人の一生分飲んでいますよ。人は一生に飲める量が決まっているから、もう貴方はアウト!」と指摘されたくらいです。
それでも体質のおかげで身体を壊すこともなく、周囲に迷惑をかけることもなく、これまではある種の「優等生」的な呑兵衛でした。毎年受ける健康診断での血液検査は全く問題なし。γGTPも低いし、血糖値もコレステロールも血圧も低い。
そんなこんなで安心しきっていたのかもしれません。
ところが、中年以降となると次第に雲行きがあやしくなってきます。
健康診断の結果は相変わらず良いものの、それ以外のところで変化が出てきます。
まず、それまでは当たり前にしていた「お酒を飲みながら読書をする」ということができにくくなります。
通常、私の場合、お酒を飲むのは夕食時。その後、夕食の片付けをしたあとも、少しずつお酒を楽しみながら本を読んだり、趣味の作業をしたりというのが楽しみでした。
ところが、お酒を飲むと活字を読み進めるというのが面倒となってきたのです。これは若い頃とは大きな違いです。
やがて、お酒の供が書籍から録画しておいたテレビ番組や映画などに移ります。より楽な方へとシフトしたわけですね。
ところがこちらも……。飲み進めるに従って、ブラックアウトの機会が増えてきたのです。50歳を過ぎた頃からは見ていたテレビドラマの展開、最後の方の記憶がないことも。
お酒を飲んだあとに好きな趣味を楽しむということも、眠くてできなくなってきます。
そこで、ふと立ち止まって考えた事もありました。
毎日、夜の7時に夕食を始めたとして、お風呂の時間を除いたとしても眠りに就くまで4時間近くの貴重な自由時間。それがお酒で奪われていいのか……?
しかし、お酒を飲む楽しさや仕事のストレスを発散するということでは、やはり、その魅力には抗しがたいものがあったのです。
その後も、そうした状態を続けて何年も経ちました。
そして、ここ数年になってようやく危機感を覚える事態が起き始めます。以下のような事柄です。箇条書きに列記してみますね。
・記憶が年齢に比してひどく落ちているように感じる
・顔や身体に原因不明のかゆみを感じて眠れない日がある。
・便が白っぽくなる日がある。
・長年下痢気味ではあったが、最近は過敏性腸症候群のような現象が頻繁に起きるようになった
・心拍数が昼間でも早い
どう考えてもマズい状況です。病院に駆け込んで血液検査をしてもらったのですが、結果はきわめて良好。不思議に思いながらも、一瞬ホッとするのです。
でも、身体の「感覚」は正直です。
これは何かおかしいぞ。
そして、先日のこと。よく通っているお店で飲み放題のビールを飲み始めます。普段はこのお店で生ビールのジョッキを5~6杯は飲んで楽しみます。
ところが、この日、3杯目を口にしたところ、胃からその上部にかけて、吐き気に近い気持ちの悪さを覚えます。
あれ?これって悪酔いして吐くときの一歩手前のサインだ。数年ぶりに感じているぞ。
びっくりし、あわててそこで飲むのをストップ。その後はゆっくりと、身体をいたわりながら食事を済ませました。
これはショックでした。あの程度で気分が悪くなる?
考えてみれば、このところ色々なイベントが続き、酒量がいつもよりわずかに増えていたのは確かです。しかも、ここ数ヶ月、前述の箇条書きのようなことが一気に複数感じられることが起きていました。
血液検査の数値に表れずとも、これは間違いなく肝臓が疲弊している!
そう確信した私は、ここでしっかりとした対応をしなければと考えます。
いままで、何度も何度も禁酒や節酒をトライしたもののいずれも短期間で終了。結局は元の木阿弥になっていました。
それでも年に数回は風邪をひいたり、体調不良で飲まない期間が一定の割合であったのですが、ここ数年、ストレスが軽減されたのか、身体も病気知らず。逆に肝臓に負担をかけすぎたのでしょう。
さて、そこで、今までとは違うお酒との向き合い方を決めることにします。
ルールはシンプルに。以下の通り。
・お酒を飲んで良いのは週に3日まで(休肝日ではなく、お酒を飲む日を決めると……、逆の発想です)
・一週間合計の飲酒量は最大で12単位までとする。ロング缶で言えば12本が限度。そして、それも中長期的には減らしていく。……、それでも十分多すぎる!?(^^;)
この2つを定めることにしました。
完全断酒とすれば話は早いのですが、そう踏み切れないところが心の弱いところ。
いままで何度も失敗しています。でも、実は今回、もしかしたらいけるのではないかという理由がありました。それは次の記事(こちら)で!
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